どのメーカー企業もコロナ禍でパチンコ店舗数が減少する中、企業努力で昨年より良い結果となっているようですが、この結果を支え続けているパチンコ店舗・企業はさらに涙ぐましい企業努力をされていると想像できます。パチンコ店が淘汰された結果とも考えられ、また遊技客の参加人口がある程度下げ止まりとなってコアなファンの比率が高まった結果(経過)かもしれません。
フィールズは5月10日、2022年3月期の連結決算を発表。売上高は949億円(前期比144.6%増)、営業利益34億44百万円(前期は営業損失22億41百万円)、経常利益36億34百万円(前期は経常損失20億32百万円)、純利益24億71百万円(前期は純損失34億52百万円)となった。
ユニバーサルエンターテインメントは5月12日、2022年12月期の第1四半期決算を発表。売上高は前年同四半期比89.1%増の277億35百万円、営業利益23億25百万円(前年同四半期は営業損失40億40百万円)、経常利益109億06百万円(同経常損失19億61百万円)、純利益83億62百万円(同純損失52億06百万円)となり、対前年同期比で大幅な増収、黒字浮上で着地した。パチスロ「沖ドキ!DUO」
SANKYOは5月12日、2022年3月期の決算を公表。連結業績は売上高848億57百円(前年同期比46.0%増)、営業利益213億57百万円(同224.2%増)、経常利益222億57百万円(同197.2%増)、純利益184億66百万円(同221.2%増)の大幅な増収増益となった、パチンコ・パチスロ機販売台数の増加および主力タイトルの「フィーバー機動戦士ガンダムユニコーン」、「新世紀エヴァンゲリオン~未来への咆哮~」が計画を上回る販売を積み上げたことが業績を牽引した。
セガサミーホールディングスは5月13日、2022年3月期の決算を公表。これによると売上高3,209億49百万円(前期比15.6%増)、営業利益320億42百万円(同389.0%増)、経常利益333億44百万円(前期は経常損失17億15百万円)、純利益370億27百万円(前期は純損失12億74百万円)とパチスロ機の販売台数増加により損益が大幅に改善した。パチンコ「P北斗の拳9 闘神」
平和は5月13日、2022年3月期の連結決算を発表した。それによると売上高は1,215億58百万円(前期比12.8%増)、営業利益102億35百万円(同92.7%増)、経常利益104億67百万円(同80.5%増)、当期純利益21億93百万円(同153.5%増)。第4四半期に発売した遊技機の販売が計画通りに推移したほか、売上原価および販管費の減少、コスト削減により、各利益は前回発表予想を上回った。パチンコ「Pルパン三世 2000カラットの涙」(18,172台)
ダイコク電機が5月13日に発表した2022年3月期の連結決算によると、売上高243億90百万円(前期比4.5%増)、営業利益11億91百万円(同96.2%増)、経常利益13億67百万円(同38.6%増)、純利益12億28百万円(同100.6%増)であった。世界的な半導体不足の影響を受け、一部製品の供給が追い付かず、販売台数を調整せざるを得ない対応となった。
オーイズミは5月13日、2022年3月期連結決算を発表。売上高107億93百万円(前期比15.7%減)、営業利益6億06百万円(同60.5%減)、経常利益5億63百万円(同67.8%減)、純利益3億89百万円(同67.1%減)と、パチスロ機などの機器事業が振るわず、減収減益で着地した。旧規則機の撤去に伴う入替需要に合わせた型式試験の適合が取得できず、新機種を販売ができなかったことに加えて、6.5号機を見据えた慎重な入替姿勢が継続していることにより、販売状況は厳しいものとなった。また周辺設備機器部門においても「樹脂研磨式メダル自動補給システム」、「多機能IC玉、メダル貸機」の拡販に注力してきたが、パチンコホールの設備投資スタンスは抑制的で厳しい販売状況が続いた。
ゲームカード・ジョイコホールディングスは5月11日、2022年3月期の決算を発表した。売上高は114億47百万円(前年同期比8.4%増)、営業利益は11億20百万円(前年同期比3.6%減)、経常利益は12億70百万円(同1.0%増)、当期純利益は12億62百万円(同104.6%増)。主要な取引先であるパチンコホールでは、スマートパチンコ・スロットの導入時期を見据え、設備投資に慎重な姿勢が継続するなか、既存顧客への積極的な提案営業を行うことにより、機器販売が大きく伸びた。
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