定点観測を続けてきたパチンコホールの2022年1年間の閉店店舗数の集計結果です。
全日遊連が集計した組合加盟店舗の実態調査によると、12月末時点の加盟営業店舗数は6857件で、前月より25件減少し、新規店舗数は1件、廃業店舗数は43件、当月中の休業店舗数は13件となっています。2021年12月末が7,637店舗だったことから、この1年間で約1割の780店舗が減少しています。
非組合員を含めた実態に近い数字として、いつも参考にしている「ここパチ!」の集計では廃業・休業合わせての閉店店舗数が12月末までで801件(昨年度比133.1%)で営業店舗数は7202件となりました。1月の閉店店舗数がすでに60件となっており、いよいよ7000件を切ってしまいそうな状況です。
どうも「BOSS」です。
「スマスロ」が11月21日から導入され、年末年始の稼働は何とか良好な状況だったようですが、やはりスペック的に出玉の波が荒く、導入店舗の設定によっては稼働が下降してきているようです。しかし、これは「スマスロ」が遊技客にとって特別な扱いを受けている訳ではなく、ここ数年の遊技客の反応と大きな変化があったようには思えません。遊技客の心理としては「勝率の高い」、「出玉が多い」遊技台と店舗を選択している様相はある意味普遍的でパチスロの遊技客はパチンコ遊技客より顕著になっているように思われます。スペック的にキツくなれば軍資金が維持できなくなって、さらに参加人口が横這いでマニア化が進行している状況では余裕のある大手系列店で多台数設置店舗が有利に推移しているのは誰しも予想できることだと思います。
あくまで個人的な想いですが、業界全体で参加人口を増加に転じるようなキャッシュレス化などのシステム変革や遊技機開発においてのコストダウン、ハイミドルスペックでのハイリスク&ハイリターンに偏重することのない長時間遊技を視点に置いたスペック開発、スマホ世代に向けたリンク・育成できるようなソフト開発が望まれます。
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