警察庁生活安全局保安課が、4月4日付で「令和5年における風俗営業等の現状と風俗関係事犯等の取締り状況について」(風営白書)を公開しました。
令和1年から5年間の推移をここからパチンコ店関連のみ抜粋して、表を簡素化しグラフもより見やすく作成し、以下に項目別にまとめました。
パチンコ店営業所数
減少店舗数は-582件で令和4年の-793件よりも減ってはいますが、令和3年の-577件より増えています。前年比減少率ではパチスロ専門店がー27.5%と際立っています。
- パチンコ店営業所合計数:-582件(-7.6%)
- P&S併設店営業所数:-414件(-5.9%)
- パチスロ専門店:-168件(ー27.5%)
遊技機設置台数
令和5年の遊技機減少台数前年比はー13万8千台(-3.9%)で昨年度の-25万台(-6.6%)より減少台数・比率ともに緩和されています。特にパチスロがスマスロの好調な稼働貢献により-1万1千台(-0.8%)とほぼ横ばい状態です。
設置台数別 営業所数
100台以下が37件増、中小規模店がそれぞれ(101台~300台)357件減、(301台~500台)298件減で501台以上の店舗は微増しており、設置台数規模は2極化の傾向を示しています。
「BOSS」のつぶやき
どうも「BOSS」です。
スマスロの好調な稼働貢献によるパチンコ減台、パチスロ増台の影響でパチンコが12万7千台も減りましたが、パチスロの遊技台数はほぼ横ばいとなっています。にも関わらず、パチスロ専門店が前年比168件減(27.5%減)となっているのは意外でした。また、501台~1001台以上の大規模店舗の増加と101台~500台の中小規模店の減少は肌感覚としても捉えていたのですが、100台以下の店舗が増えているとは思いませんでした。
パチンコのラッキートリガーも予想通り好調なのは限られた数機種のみで、スマスロへの依存度には変化なく推移しそうです。スマスロ導入・増台による設備投資に加えて7月の新紙幣発行での設備投資でますます負荷がかかるのが明らかで、5月の大型連休が明けてからの閉店店舗数が気になるところです。
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