「管理遊技機・メダルレス遊技機」はこうなる⁉…かもしれない（スマートパチンコ・スマートパチスロ続報）－②

どうも「BOSS」です。

前回9月20日のタイトル記事「管理遊技機（スマートパチンコ）」と「メダルレス遊技機」の中で進捗状況をお伝えしましたが、今回は“こうなる…！？かもしれない”追加情報になります。
情報は信憑性の高いレベルを心がけていますが、確定していない要素を含んでおり計画目標として掲げられているところもありますので、あくまでも“かもしれない”視点となっていますのでご了承ください。

以下の項目で報告いたします。

性能（スペック）
申請状況
周辺設備
リリース時期

性能（スペック）

今回の管理遊技機（スマートパチンコ※以下スマパチ）、メダルレス遊技機（スマートパチスロ※以下スマスロ）でのスペック面で現行機との差別化はあるのでしょうか？

かつてパチンコ遊技機はパチンコ店の経理状況の透明化の目的で売上情報を第３者管理システムで監視するためプリペイドカード購入後に現金サンドに替わるカードユニットに挿入し貸玉する「CR機」を開発、１９９０年から導入が開始されました。この「CR機」には「確率変動」という新たなスペックを与え、それまでの「現金機」とのスペック面での差別化を図ることで導入を促進しました。
遊技機メーカーとしては「CR機」と同様にスマパチと現行機とのスペック面での差別化で導入を促進したいところですが、「新規則機の導入＝旧規則機の撤去」を来年１月に期限を控えており、目標値と乖離のある進捗状況では大きなスペックの差別化を言い出すのは厳しいようです。（全国ホール10月末時点／新規則機設置比率：パチンコ82.1％（194.3万台）・パチスロ62.6％（95.4万台）・合算74.4％（289.7万台）目標値85.0％）それでも遊タイムなどの時短機能や大当り確率（現行1/320以内）などでの軽微な差別化を検討しているかもしれないとの情報もあります。

スマスロではすでに現行の有利区間３０００ゲームの自主規制が撤廃されることは決定しています。それ以上のスペック面での変更は決定していませんが、２４００枚（AT・ART１回当り）の自主規制は少しだけでも緩めてほしいところです。
また「スマパチ、スマスロともに１日当りの出玉にリミット機能を設けるかもしれない。」という情報も複数あります。

申請状況

スマパチは４月から現在に至るまで数社が保通協に申請中のようですが、適合機種は未だ公表されていません。パチンコメーカー各社が独自での仕様で開発が行われ共通化された仕様や部品などがないために保通協での試験が煩雑になり時間がかかっているのかもしれません。

一方、スマスロは１０月１日から保通協への申請が始まり、すでに適合しているメーカーがあるとの情報もあります。スマスロの方では先行している開発メーカーが他のメーカーに情報公開して仕様などの共有化がされていることで保通協での試験もスムーズに行われているのかもしれません。

周辺設備

スマパチ、スマスロ対応のカードユニット（玉/メダル貸機）の具体的な情報は未だに公表されていない状況です。遊技機と同様に半導体など部品や部材供給が不安定になっていることでの影響（納期遅延・価格高騰）も免れない状況となることが危惧されます。

設置する島では遊技機寸法が変更される情報もなく「玉/メダル」の補給循環機器との接続も不要ですので問題はないと思われます。たたし現行遊技機と混在する状況ではカードユニットと紙幣搬送機との接続仕様が同様でないと両島裏表、並列しての設置が不可能となってしまします。

また、遊技機のデータを集約しているホールコンピューターとカードユニット管理端末での仕様変更などの情報もまったくない状況です。

リリース時期

スマパチのリリース時期は「管理遊技機（スマートパチンコ）」と「メダルレス遊技機」の中でお伝えしたように日工組の榎本善紀理事長は「2022年4月に向けて順次整備していく」としていましたが、日遊協の広報誌11月号での日電協・兼次会長との対談の中で「来年8月を予定している」とされています。
同じくスマスロのリリース時期についても兼次会長が「来年初夏の供給を予定」と発言されてます。

申請状況からも予想がつくように、やはりスマスロの方がスマパチよりも早い時期にお披露目されることになりそうです。スマパチは遊技機メーカー間と関連設備メーカーとのインターフェースなども含めての調整が必要となりそうで８月よりさらに遅れる可能性もありそうです。

以上が「スマートパチンコ」、「スマートパチスロ」の”かもしれない”進捗状況となります。
なるべく私見による予想などを挟まず、公表されている事実や証言に基づいての情報による内容ですが、パチンコ店、遊技機メーカー、周辺設備メーカーを取り巻く環境が混沌としていますので全ての要素において変更や修正が行われる可能性が大いに考えられます。
また、進捗状況などの動向についてはこのサイト内で更新していきますので、時折チェックしてみてください。関連する情報やネタがございましたらご提供をお願いいたします。