宮城・仙台市泉区のパチンコ店「アポロの泉」がパチンコ台85台のくぎを曲げたなどの疑いで摘発され経営者など4人が書類送検されました。また、同店従業員に「釘学校」と称して釘の調整方法を教えていたとして東京都内の会社社長など2人も書類送検されました。「くぎ学校」の検挙は全国で初めてとのことです。
この「くぎ曲げ」は今年5月の「新台入替の際に行われた県警の立ち入り検査」で発覚した後、事前予告なく5月末に店休し6月3日から30日までスロットコーナーのみ営業再開していました。そして今月になって「アポロの泉」と「くぎ学校」の摘発がメディアで大きく報じられました。
宮城県警によると、「くぎ学校」と称して違法なくぎ調整を指導したとして摘発された「グランドライン」は都内で講習会を開催し、調整方法を実際の台を使って実習したり、くぎを曲げた際の玉の動きなどについて指導したりしていました。講習会の日程は5日間で受講料は1人十数万円。受講生は直近10年間で全国から延べ2000人以上に上るということです。
県警の捜査関係者は「講習会には全国のパチンコ店従業員が受講している。各地の店で違法行為が行われている可能性がある」と指摘しており、他のパチンコ店への波及があるかもしれません。
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