スマート遊技機導入時の島設備、チェックポイントはここ!

統計・コラム

どうも「BOSS」です。

すでに昨年末よりスマスロの導入が開始され、4月以降にはスマパチの導入も始まり、いよいよスマート遊技機への移行期に入っていくことになります。ここでは島設備を中心に導入時のポイントを簡単にチェックしていきたいと思います。

今まではパチンコ・パチスロともに補給や回収装置が必須条件となっていたため、パチンコ⇔パチスロの変更工事では「島工事の改修、建て替え」という比較的大掛かりな内容となることが多くなっていました。同時にカードユニット、データランプの買い替え(移設)、ホールコンピュータの設定変更、電源の切り替えなどもあり、費用・工期のハードルが高い内容となっていました。
しかし、スマート遊技機では補給・回収装置の制約条件が無くなり、島工事においても設置位置(台座の高さ)の変更は必要ですが、より簡易に変更が可能となります。

当サイトの掲載記事「エース電研が新製品の島システム『Isoletta(イゾレッタ)』を発表」にあるような、容易にパチンコ⇔パチスロの変更工事が可能な島に順次建て替えができれば、さらに工期は短縮が可能です。同様な島システムとして、SANKYO『チェンジマ!!』、大都『PS互換島』などもあります。

新製品「Isoletta(イゾレッタ)」ティザームービー – YouTube
チェンジマ!! パーラー製品 | パチンコ・パチスロメーカーSANKYO (sankyo-fever.co.jp)
島・補給システム|製品情報|大都販売株式会社 (daito.co.jp)

ただし、注意が必要なのは、下表にあるようにパチンコ台とパチスロ台本体の高さ寸法はほぼ同じですが、幅(W)には差異があります。過去において長年この寸法差はカードユニットの幅(パチンコ用:約40㎜/パチスロ用:約100㎜)によって調整され、パチンコ(520㎜+40㎜=580㎜)、パチスロ(480㎜+100㎜=580㎜)の設置幅寸法は約580㎜とほぼ同じになっていました。
※寸法はメーカーにより多少の差があります。
これによりパチンコ島にパチスロ島を設置したとしてもデータランプや椅子の設置位置は左右に移動する必要が無く、パチンコ島にパチスロを設置しても椅子の高さ変更のみで可能となっていました。(設置位置の前後の変更が必要な場合やメダル箱用の棚の設置は必要)
SUNTAC『PRINAGE-R(プライネージ・アール)』グローリーナスカのスマート遊技機専用のカードユニットのスマパチ・スマスロ兼用ユニットを導入するとすれば、ユニット本体の幅が約40㎜で約60㎜の差を検討に入れる必要があります
※グローリーナスカのスマスロ専用ユニットには100㎜幅もあります。

今後もパチンコ⇔パチスロの変更工事が容易に変更可能な上記3社の島システムであっても条件は同じです。導入されるカードユニット寸法や台間に設置される分煙ボードなども含めて設置位置寸法の確認が必要です。さらに設置高さの変更に伴い、カードユニットの紙幣投入口の高さも変更となるので紙幣搬送装置が裏面と共用できなくなり、ユニット内に紙幣をストックできるタイプの導入を検討する必要があります。(条件によっては島改造が必要)
また、数年前よりパチンコ・パチスロ機種ともに大型液晶ディスプレイや筐体の可動式役物が搭載され、遊技機本体の重量が50㎏前後となってきています。既存島へのスマート遊技機導入を検討されているならば、この機会に既存島の状態を検証し、必要に応じて島の耐荷重量も補強する必要も出てきます。

このようにスマート遊技機の登場によって設置島に補給・回収設備が不要となり、より簡易な構造の島仕様での設置が可能となりレイアウトも自在となりますが、周辺機器の設置位置なども注意して計画していく必要があります。
弊社ではスマート遊技機の導入にあたっての島システムや周辺機器の提案や提供もさせていただいております。お気軽にご相談ください。

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