パチスロ6.5号機の変更ポイントと販売予定機種

統計・コラム

どうも「BOSS」です。

パチスロ6.5号機が導入され始めましたが、改めて変更されたスペックの内容今後の販売予定機種をまとめてみました。

6.5号機の変更ポイント

●出玉上限を差枚数に変更
昨年12月に日電協より最大出玉2400枚が最大差玉2400枚に規制緩和されることが公表され、この最大差玉2400枚の規制緩和内容が6.5号機から搭載されます。つまり有利区間で3000枚吸い込んでいる台であれば、今までは出玉2400枚に達したところで有利区間が終了し-600枚となりますが、最大差玉2400枚となることで-3000枚も含まれ5400枚まで獲得することが可能になりました。これで天井のゲーム数による投資リスクが軽減されます。

●有利区間上限ゲーム数が4000Gに変更
ATなどが発動できる有利区間の継続ゲーム数上限が6.2号機の3000Gから4,000Gまで拡大されます。最大有利区間G数が伸びる事で低純増系の機種が増える傾向にありますが、高純増タイプに制限が出るという事もなく、ゲーム性にバリエーションが出ます。

6.5号機の実力は⁈

6月6日に初の6.5号機、平和の『Sキャッツ・アイ』(販売台数5000台)導入されました。本機はリアルボーナスと1G純増0.7枚のAT「キャッツ・タイム」を搭載したA+AT仕様で、ゼロボーナスの「キャッツ目」をゲーム性に組み込むことで通常時とAT中でボーナス確率が変動します。首都圏某ホールの導入2日目のデータで、最終的には“7,000枚超”という報告があります。同じく6.5号機の『シリウス』(販売台数1000台)でも5,000枚を突破しており、2,400枚規制の枚数上限「差枚数」、有利区間「4,000G」となった6.5号機の実力を発揮しているように見えます。しかしながら6号機でも万枚報告のネット掲載記事はありました。これらは設定6を使用した結果報告でもあり、その大量枚数獲得までの時間や経緯としてAT中の演出や出玉スピード感など結局は「面白い」かどうかの体感が重要だと思います。6号機、6.5号機、30Φに限らず、機械評価は実績データと中古機市場、なによりも自店に導入した際の実績データ(設定ごとの稼働、客滞率など)の動向の早期見極めが一番重要になってくると思います。

今後の6.5号機の販売機種

 7月以降の6.5号機はいずれも完売状態になりそうで、機歴販売もされているようです。

*7月4日

・Sアクエリオン ALLSTARS(SANKYO)10000台

・S犬夜叉CAN(クロスアルファ)10000台

・S甲鉄城のカバネリ(サミー)7000台※東日本6/18週

*7月19日

・S鉄拳5(山佐)7000台

*8月1日

・S黄門ちゃま喝2(オリンピア)8000台

・S FAIRYTAIL2(藤商事)5000台

*8月8日

・パチスロ 新鬼武者2(エンターライズ)8000台

・S政宗 戦極(大都技研)15000台

今年11月に予定されている「スマートパチスロ」では、さらなる規制緩和として有利区間の撤廃が予定されていますが型式試験での出玉試験内容の変更の予定はありません。かつての5号機全盛期のようなスペックを期待することはできないと思われます。今後も6.5号機の5000枚、7000枚、万枚オーバーの報告があると予想されますが、かつてのスペックと同等な性能を追い求めて規則改正や規制緩和があるたびに同じことを繰り返しているように思います。新たな客層の遊技参加を推進するために「スマスロ・スマパチ」が導入される機会にどこまでの射幸性が「あるべき姿」なのかを換金制度(景品交換)も含めて業界や法規制の中で確立していくべきだと思います。

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