新札が出るとパチンコ屋が潰れる⁈

統計・コラム


どうも「BOSS」です。
既報のとおり2024年7月3日に新紙幣が発行されます。
これによって、パチンコ店が新紙幣対応のビルバリ交換で1台あたり2万円の経費が致命的となり、店舗数が5千軒台になり得るという記事がYahoo(日刊SPA!引用)で取り上げられていましたので以下に抜粋いたします。
確かに500台以下の中小規模のパチンコ店で「ビルバリ交換での対応ができるユニット」を設置しているのならまだしも、スマート遊技機の導入もままならない「一世代前のユニット」を設置していてユニット本体ごとの交換が必要なところは本当に差し迫った課題です。
同記事内では東京限定となりますが「金価格高騰からの景品交換について」の問題も取り上げていますのでリンク貼り付けておきます。
新札が出るとパチンコ屋が潰れる」業界の裏事情。24年は大量閉店ラッシュか(週刊SPA!) – Yahoo!ニュース

「新札が出るとパチンコ屋が潰れる」業界の裏事情。24年は大量閉店ラッシュか

新札に対応する紙幣識別装置の交換が必要
 ところでパチンコ業界的では、新札が発行されたらまた休廃業するホールが増えるというのが通説になっているようです。そのワケは玉やメダルの貸し出しに使われているサンドの中にあります。サンドには紙幣識別装置、通称ビルバリ(ビルバリデーターの略)が搭載されているのですが、新札が登場するとこのビルバリの交換が必要になるのです。  
交換に必要な金額はメーカーによって異なりますが、関係者から聞いた話を平均すると1台あたり2万円くらい。これに台数分をかけると、500台程度の中規模点でも軽く1千万円を超える経費が必要になります。  
ホールにとってこれくらいの金額は大したことがない、なんて思われる人もいるでしょう。実際、ここ数か月の新台入替ラッシュを見ていると、50万円もするような新台を何十台(=数千万円)も導入していますし、それが数週間で閑古鳥が鳴くような稼働になっても平気で営業を続けています。

パチンコ業界は大損を喰らっても大丈夫……なのか?
 中古で売却するにも数週間で価値は10分の1以下。それだけ大損を喰らっても大丈夫なんだから、新札対応くらいは平気に見えます。  でもその損失はじわじわとホールの体力を削ぎ、倒産が大きく報じられたガイアの場合でも新台の積極的導入がその要因になったと報じられています。  また、安価で入手できる中古機で入れ替えして新台経費を数十万円程度で収めているような弱小ホールにとっては、直接お金を生まないビルバリ交換のために数百万円なんていうお金はそうそう簡単に用意できるものではありません。

2024年7月は紙幣識別装置の交換ができず倒産ラッシュか
 そんなホールに「新札が出たらどうするんですか?」と質問したら、「ビルバリの交換がいつできるのか分からないから、それまでは新札(渋沢栄一)を店員が旧札(福沢諭吉)に手作業で両替して対応する予定」とのこと。そんなホールは稼働も推して知るべしですから、それでいいかもですけど、当面はビルバリの交換予算を稼ぐことが営業の目的になってしまいます。それならこれをきっかけに事業の継続を断念してもおかしくありませんよね。  
先日、日本銀行から正式に新札の発行日が2024年7月3日と発表されましたが、それ以降に、もうちょっと頑張ったとして盆営業で抜きまくってから休廃業しようと考えるホールは少なくはないはず。ここ数年で全国のホール軒数は大きく数を減らしていますが、この新札発行でついに5千軒台になってもおかしくはないでしょう。

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