どうも「BOSS」です。
前にも【2021年パチンコホール店舗数(閉店・開店)状況】(2021年12月18日)で2021年の閉店店舗数の経過報告をしましたが、今回は閉店店舗数の確定報告となります。
以下の業界サイトによると2021年での閉店が約600件で月に50件が閉店していることになります。ところが、何と今年になってすでに倍近くの95件の閉店情報が報告がされています。
以下で各業界サイトでの昨年2021年の閉店情報をまとめてレポートいたします。
2021年の閉店店舗数
年明けにパチンコ業界サイトで2021年の閉店店舗数を報告する記事がありましたが、集計方法が違うのか基本とするデータベースが違うのかは不明ですが、閉店店舗数に差が出ています。
【パチンコ・パチスロ情報島】
【パチンコ・パチスロ情報島】では月次の閉店と休業を合計した閉鎖店舗数を分析しています。
閉店店舗の多い月順に1月が84店舗、8月が78店舗、5月が70店舗でやはり繁忙期後に多く、旧規則機撤去により閉店店舗が下半期に多くなると予測されていましたが、予測に反して上半期は334店舗、下半期は245店舗(12月は26店舗)となったことが報告されています。
【シーズリサーチ】
では都道府県別の比較を行い、最も店舗数が減少したエリアは関東地区の216店舗で、次いで近畿地区の118店舗、九州・沖縄地区が80店舗となっています。
台数規模では500台以下の店舗の減少が多く、系列のグループでは㈱ガイアが20店舗と最も多く、次いでダイナム、アンダーツリー(キコーナ)となっています。ただしアンダーツリーは新店もあり結果的に営業店舗数は増加(165店舗)しています。
系列グループ別の店舗数ランキングは以下の通りです。※「ジェネピ」集計を引用
【ここって昔はパチンコ屋?】(ここパチ?)
【ここって昔はパチンコ屋?】(ここパチ?)では日毎に閉店・開店したホールを更新、集計しています。上記のサイトの集計との数値が違いますがより実態に近い数字と思われます。
都道府県別に集計が行われており、閉店店舗数が最も多いのは大阪(57)で次いで東京 (55)、神奈川(44)となっています。閉店店舗数が少ないのは前回の報告と同様に富山(1)で2020年営業店舗数との比率で閉店店舗数の比率が高いのは鳥取(13.5%)となっています。
また、2006年からの閉店店舗数の推移を見てみると2020年の618店舗が最も多くなっています。2019年のコロナ禍では耐え忍んだものの継続的に緊急事態宣言が発出された2020年は耐えられなくなったホールが閉店せざるを得なくなったと思われます。2021年も決して少なくない592件が閉店しています。これは旧規則機の撤去期限による影響と想定され、冒頭でも記載しましたが今年になってすでに95店舗が閉店しています。しかしながらかつてのように行き詰って潰れる店や倒産して夜逃げ同然で突然閉店する店はほとんどなく、淡々と計画的に廃業またはパチンコ店の運営から撤退していく法人が少なくありません。
「BOSS」から
1月はいよいよ最終の旧規則機の撤去期限を迎え、すでに95店舗が閉店しており驚愕しましたが、1月末まではさらに増えると予想されます。「ここパチ?」での集計では営業店舗数がすでに8000件を切っており、撤去後の2月以降もパチスロの収益状況の悪化が想定され新台の導入も不可能となってしまう状況が危惧されます。このままでは、さらに閉店店舗数は増える可能性を秘めており一時6000件にまで減ると言われていたことが、あっという間に目前に迫ることも現実的になってきました。
自主規制が緩和されたスロットの設置でこの状況を少しでも脱却できることを願うばかりです。
今後もパチンコホールの店舗数の動向については都度投稿させていただきます。
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