「弁護士JPニュース 」より抜粋
「極めて厳しい状況」パチンコホール、負担是正を求め“公取・警察庁・販社・メーカー”に訴え
全日遊連はこれまでに、フィールズ株式会社が販売するパチンコ台『P シン・エヴァンゲリオンX』の販売方法に関してホール側へ実態調査を実施し、その結果をまとめた文書をフィールズらへ送付していた。 文書にまとめられていたのは、『P シン・エヴァンゲリオンX』を購入するために、フィールズから「お付き合いの範疇を超え」別の遊技機の購入を匂わされたといったホール側の声であった。 この「不適切な販売方法」を巡って、新たに全日遊連がホールに対し『P シン・エヴァンゲリオンX』の契約時の音声データの提出を呼びかける文書を送付していたとの情報がインターネット上で出回っている。 これについて全日遊連に確認したところ、文書の送付は「事実」であり、音声データは公正取引委員会に提出する予定であるとのことだった。
『P シン・エヴァンゲリオンX』の「不適切な販売方法」をまとめた全日遊連の文書に対し、フィールズ側は文書で「該当する事実は無い」と回答。 これに対し、全日遊連は多くのホールから声があがっていることを理由に「到底看過できない」として、フィールズでどのような調査が行われたのかの詳細について回答を求めたうえで、一連の経緯を警察庁に報告したことを明らかにした。 全日遊連では他にも、パチンコ台『e Re:ゼロから始める異世界生活 season2 M13』のメーカー・大都技研に対し、 ・同機種の再販価格が当初より大幅に値上げされており、多数のホールから是正を求める声があがっている ・大都技研は同機種の再販価格の要因の一つに、中古市場での取引価格をあげているものの、中古市場での取引価格を理由にした価格設定は合理的ではない ・大都技研のグループ会社が製造した遊技機の中には、中古市場で安値で取引され、販売価格に見合わなかった機種もあり、こうした機種を購入したホールに対してはどのように配慮するのか と、ホールの声や疑問を記した文書を送付している。
遊技機販売価格の高騰など、ホールへの負担増が続けば、そのしわ寄せはパチンコ・パチスロユーザーの出玉にも影響を及ぼす。当然、出玉を期待できないホールの集客力は大幅に下がる。 「全日遊連傘下の都道府県組合に加盟する組合員ホールには中小規模のホールも多く、これらのホールにとっては遊技機価格の高騰や、不公正な販売方法が経営を圧迫している現状がある。 多くのホールが廃業に追い込まれている極めて厳しい状況下で、このような遊技機販売を看過すれば業界全体のさらなる衰退を招きかねない。 今後の業界発展のためにも、遊技機販売価格の高騰化を抑え、不公正な販売方法を抑止していただくよう、引き続きメーカーや販売会社に求めていく」(全日遊連)
どうも「BOSS」です。
「弁護士JPニュース 」webサイトにおいて「全日遊連」がフィールズ、大都技研に対して販売方法の是正を求めて実態調査などをまとめた文書を送付し、公正取引委員会にもフィールズとの契約時の音声データも提出する予定などの内容を伝えています。
これら一連の動向は業界誌では全く報じられていません。広告スポンサーの遊技機メーカーや販社のマイナスイメージになる記事は掲載できない事情は理解できますが、業界外のニュースサイトからしか報じられないことには疑問を感じます。ホール側も購読者ですから客観的時事実として、全日遊連というホール団体の動向として報じても良かったのではないでしょうか。
大手系列法人などが、メーカー・販社からの販売手法に”NO”と言えれば、大きく是正されると思われますが、メーカー側としても限られた販売台数の人気機種の割り当てを決める手法としても一定の理解はできます。再販ありきで受注販売にすれば解決できて製造コストも抑えられ、販売価格も下げられるのではないでしょうか。
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